NEAR NET MOLDING
“NEAR NET” CARBON TECHNOLOGY

ーなぜJA MISのカーボンフレームは、見えない内側まで滑らかなのか?

カーボン断面図

NEAR NET MOLDING

一般にカーボンフレームは、カーボンシートを重ねて積層したものをフレームの形状をした型に敷き、熱をかけて成形する。一方で Near Net Molding は、カーボンフレームの主要部分(ヘッドチューブ、BB、シートチューブ、トップチューブ)を、シリコンの軸を用いて成形。これらをフレーム状に配置し、内部から圧力をかける芯材=ブラダー内には、ポリスチレンのコアが使われる。

成形のために過熱されると、内圧を保ったままこのポリスチレンコアは溶け流れ、内側表面が滑らかに保たれたカーボンフレームが完成する。内側表面が滑らかであるというのは、成形に必要のない余分な樹脂が外に押し出され、狙った厚みが保たれているということ。さらに言えば、シワや凸凹など余分な重量を増やし強度を下げる原因を排除できるということである。

そのため設計した理想的な軽さ、剛性、そして強度をそのまま体現した、高い品質のカーボンフレームとなるわけだ。